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稲次 寛Hiroshi Inatsugu

神奈川 > 川崎市, クッキーナッツ・スタジオ 

Cook!e Nuts

クッキーナッツスタジオ株式会社 稲次 寛 氏

★店舗情報

    • ・Cook!e Nuts 〒210-0838 神奈川県川崎市川崎区境町11-21 パワーハウスBS10階 TEL:044-221-1729 平日 10:00~18:00 土日祝 9:00~19:00 毎週木曜定休日
    • ・bonbon by Cook!e Nuts 〒212-0053 神奈川県川崎市幸区下平間266 TEL:044-223-6466 平日 10:00-18:00 土日祝 9:00-19:00 毎週水・木曜定休日
  • 「絵本の中にいるような空間で楽しい撮影の時間を過ごしていただけたら。」を夢に2009年にクッキーナッツスタジオが誕生。お茶の時間に、楽しく撮影した写真を眺めていただく。そこには焼きたてのクッキーの香りに包まれる・・・。記録としての写真の重要さに加え、そんな楽しい時間を提供することに多くの価値がある。家族の大切な一日を共に作りあっていける写真スタジオです。「一対一の取り組み」を重視され、日々蓄積されるお客様リストには、家族全員の生年月日も登録されている。そのため、季節ごと、イベントごとに効果的なダイレクトメールを送ることが可能になっている。さらには、授乳・マタニティ専門店も展開し子育て中の女性に大きな支持を得ている業界内でも先駆的なスタジオです。そんな稲次氏の「心にこもったお客様との関係づくり」やご本人の内面に触れるべくインタビューをさせていただきました。

インタビュー ① プロローグ

  • Q:コンセプトをお聞かせください
  • A:2019年3月26日で10周年。子育て時代に色々苦労していて、お陰様で3人の子供を授かった時に、物質的な豊かさじゃなくて心が豊かな事が大事だなとしみじみ思っていて、その一つが絵本だったんですね。家族の団欒の中で絵本を読みながらっていうのが、子供に対する理想像であったんですね。そんな中で子供が大きくなってきて、スタジオを作るとなった時に「絵本」と言うコンセプトがあったんですね。特に、昔ながらの絵本の中で、暖炉がありまして、狼が落ちてきて...っていうのがやりたかったんです。その暖炉で、絵本の中にいる様な世界で撮られた写真を見て、栄養のある添加物のない美味しいクッキーを食べて談笑している、と言うのがコンセプトです。
  • Q:スタッフはどのような構成になっていますか?
  • A:スタッフ人数は12名。僕がオーナーで、奥さんがマネージャー、そして社員は4名。あとは着付けだけの方やパートさんで2店舗を回しています。写真はオーナーとスタッフ2名が撮影。僕は基本、クッキーナッツに居る様にして、ボンボンは美容の店長とカメラマンの二人に任せています。

インタビュー ② 写真について

  • Q:ご自身と写真の出会いについてお聞かせください。
  • A:カメラ屋の三代目だったので、写真は身近でいたずらすると暗室に入れられてました(笑)初めはカメラの持ち方も知らなく、22歳で付き合い始めた芸術係の妻にカメラの持ち方を教わったくらいなんです。で、これではいけないと、独学で撮影を始めました。
  • Q:ご自身が写真に出会い、本格的にはじめられた経緯を教えて頂けますか?
  • A:一番大きかったのはPGCに入った事ですかね。父がガンになり、そこから独学でカメラマンに。茨城のミトベ写真館猪瀬さんとの出会いで、刺激をうけ、撮影方法など目から鱗でしたが、猪瀬さんの様にセクシーな写真は撮れないが、子供なら撮れるかもと思い、今のスタイルができたんです。
  • Q:これから先、写真業界はもちろん、『写真』そのものはどうなっていくと思われますか?
  • A:今、昔ながらの王道、子供写真、シチュエーション背景系スタジオ、そして箱を持たないカメラマンと言う流れで来ていますよね。そんな中でコーディネート力かなと思っています。うちのスタジオはこんなテイストだからこんな服装が良いですよ、とか、お客さんをプロデュースしてあげるのが良いんじゃないかな?と思うんです。衣装ありきではなく、場所、背景に合わせた服装のコーディネートをしてあげるのが喜ばれるんじゃないかなと思います。それと、写真集は売りたいけどデータ主流の時代になってきていても、データだけにはならないかなと思っていて、飾る商品へ誘導していきたいですね。より淘汰が激しくなっていくじゃないでしょうかね。

インタビュー ③ お店について(経営について)

  • Q:お店の名前の由来を教えて頂けますか?
  • A:カメラ店を経営していた頃の名前だった「カメラのイナツグ」から脱却したくて、クッキーは入れたかったんですが、クッキースタジオじゃダメかなーと思って、「クッキー」と「イナツグ」でクッキーナッツにしたんです。クッキーのロゴ「!」はイナツグの「i」を逆さにしてビックリマークにしてシャープさを出しているんです。
  • Q:お店を新しくした時に気をつけた事はありますか?
  • A:まず、スタジオのロゴマークをこだわりました。アイデアは新潟のvery very内山さんのお店が参考になりました。ママが作ったクッキーと、大好きな写真を飾ってって言う世界観がスタートでした。クッキーに合わせてブラウンとナチュラルの二色で小物などを揃えた事でとても統一感が出ましたね。その後、カジュアルな時代からエレガンスの時代へと変わってきたのをきっかけに、これまではジーンズにTシャツに裸足で駆け回る子供が多かったんですけど、オシャレにコーディネートしてエレガンスな方向に行きたかったんですね。そこで、2016年3月にエレガンスに行きました。コンセプトの立て直しが必要だなと思って、イギリスの片田舎で暖炉のあるおばあちゃんの家に遊びに行く孫たち、と言うコンセプトにしました。そして、カジュアルとエレガンスが6年周期でくると言う事で、2008年カジュアル、2014年にエレガンスになるので改装をしました。ボンボンもエレガンス路線ですね。次は2020年からカジュアルに...また変えなきゃいけないかもね...笑
  • Q:撮影や接客でこだわっていることはありますか?
  • A:接客は、プロセスを大事にしています。来店していただくまでのお客様の思いを大切にしたくて「外は寒かったでしょー」とか会話をする事で、お客様がどんな想いでスタジオまで来てくれたのかを大切にしています。商品に関しては、銀塩にこだわっていて、特に色が大事で、色を合わせるために一つのラボに任せています。修正も外注で、プリントに合った修正をしてくれるんです。そしてよりたくさんのシチュエーションを違うカットで撮影してデザインする様にしています
  • Q:ご自身の想いや方向性をスタッフさんたちと共有、または意識を高めるために注意している事はありますか?
  • A:奥さんの力が大きいんですけど、スタッフと食事を一緒にしてコミュニュケーションを取ってくれるんです。10年のお祝い会の食事会の時も、手紙やグッズプレゼントでワイワイと楽しくやって、さらには公園で子供の様にダルマさんが転んだ、をやる発想はすごいなーと思いますね。これでスタッフが仲良くなって、本当に楽しいですね。あとは毎月全体ミーティングをして、今月の確認やトーク方法、振り付け講習なども行っています。社員とは、数字を見て共有していて、10日ごとに売上の集計を出して共有しています。そうすると真剣に見てくれるし、口で言うより、数字を見せた方が説得力がありますよね。去年より減ったバースデイを変えていかなきゃいけないねってなった時に、女の子だけで企画してバースデイ背景を作ろうってなったんだけど、忙しいから仕方ないんだけどあまり進んでなくて、そんな時も、数字で感じ取ってくれるんですね。あとは、自分が思った以上に伝わっていないですね。ミスや出来ていない事を絶対怒っちゃいけないんですよね。ミスに対して、注意する寸前で忍耐した時は、言わなくてよかったーってなりましたね。そしてスタッフ達は努力している部分がたくさんあって、まずその努力を評価してあげなきゃいけないんです。そうすると、自発的にやる気が出てきて良い雰囲気ができるんです。スタッフはもちろん頑張ってくれてはいます。私の短気から出来ていない部分に関して声に出してしまう部分を、妻の助言から我慢することで、結果良かったり上手くいきました。
  • Q:この店舗について、今後どんなお店にしていきたいですか?
  • A:いろんな所でコーディネートをしていきたいですね。例えば、帽子一つとっても色々な帽子があるし、アクセサリーもたくさんある。七五三でも成人でも、コーデをして行きたいです。一番は、女子チームによるバースデイに期待ですかね。

インタビュー ④ 個人について

  • Q:写真以外の趣味、ハマっている事はありますか?
  • A:ウイスキー、ギター。あと、鉄道に一人で乗って旅をする一人鉄ちゃんです。青春18切符、いや青春58切符ですね(笑)。熱海まで行って、マグロ食べて温泉入って帰ってくるんです。それと、英語を勉強中で、電車に乗りながらラジオで英語講座を聞いたりするのが楽しいです。英語は、家族で海外に行った時に、こっそり翻訳アプリを使っていたのがバレたんですけど、息子はディナーのメニューを英語で簡単にオーダーしていたのを見てライバル心がメラメラ出てきたんです。
  • Q:仕事とプライベートのバランスは上手くとれていますか?またどのようにリフレッシュされていますか?
  • A:木曜の午前中に奥さんがマッサージやネイルに行ってる間に、フラっとしたり、猫と戯れるのが楽しいですね。それと、ハッピーアワーって言う言葉が好きなんですけど、夕方5時から飲みにいくと言うのが好きです。高級なウイスキーも好きなんですけど、すごく安いウイスキーも好きで、そう言う所で飲むのも好きですね。
  • Q:お仕事も含めて、ご自身に“課題”を与えるとしたらどのような内容ですか?
  • A:次の世代へ、って事ですよねー。人材の採用ですよね。次の世代のカメラマンにバトンタッチしたいですよね。2022年くらいには両店舗を僕以外のスタッフに任せたい。でも、商売として撮っている事に意味があると思うので、数は減っても自分はずっと撮り続けるんだろうなーと思ってます。
 

インタビュー ⑤ PGCについて

  • Q:PGC入会の経緯を教えてください。
  • A:PGCに入ったきっかけは、東横線沿線沿いの写真館の集まりがあって、その勉強会に入り、そこで東京のウスダフォトスタジオ臼田さんに出会ったのがきっかけですね。その後、臼田さんの真似をしたくて、自らも勉強会を立ち上げたりしています。始めの頃から茨城のミトベ写真館猪瀬さんに押されて役職も受け、そのうち色々わかるようになってきて、自信も付いてきましたね。35歳の時に臼田さんの紹介で入会させてもらいました。
  • Q:PGCのこれまでの活動内容を教えてください
  • A:恐る恐る写真を持参して参加し始めたんです。1枚の写真にこだわる風潮があったて、ありがたいんだけどそこじゃなくってって思ってた時に写真集プロジェクトに参加して「これはやりたい!たくさん撮った中で写真集を作りたい」と思いました。そこでプロジェクトリーダーをさせて頂いたのが3〜4年目でしたかね。それから去年に至るまで全部役付でしたね。プロジェクトリーダー2年やって、副代表、副代表、全国出向、副代表、代表、そして今はマスター会員になっています。
  • Q:ずばり稲次さんが思う、PGCのメリットは何ですか?
  • A:最大のメリットは、素晴らしい先輩との出会いですね。すごい写真の技術を持っている先輩方が、酒飲みだったり、外車乗ったり、そんなギャップと言うか、とんがり方に魅力を感じて、個性に憧れましたね。勇気を出して一歩を踏み出さないと絶対交われないであろう人と会えるチャンスを得られて、自分から行く事で、先輩方が目をかけてくれて、その方々から受けた影響はすごく大きいですね。新潟のvery very内山さんなんかは、当時一回も話したこともなかったんですが、ある時、ちょっと話聞いてもらえませんかねーって言ったら「あ、いいよ〜」って言ってくれて、その場で電話がかけられて予定を全てキャンセルしたからーって、今日は泊まるよーって言って川崎に来て話を聞いてくれたんです。それで、僕が新潟に行った時には寄らせてもらっています。
  • Q:PGCのここが良くなればもっと良い団体になると思うことはありますか?
  • A:これから入会する人に対して、近いからダメとかじゃなくって、門を広く許可をしてもらいたいな。それから、会が始まったら、仲良い人だけで固まらないでほしいですね。懇親会の時も、だいたい席が決まっちゃうので、席をシャッフルしてもらいたいですね。みんなが新人の気持ちになって、本当の新人に入りやすい環境を作って欲しいですね。もう一つは、懇親会はなるべく参加してもらいたいですね。懇親会は、チャンスですよね。懇親会は出会いのチャンスがいっぱいです。新しい人も、そんな雰囲気が出来れば入りやすいんじゃないかな?と思うんですけどね。
  • Q:まだPGCに入会していない全国の写真館、スタジオの皆様へメッセージをお願いします。
  • A:技術もそうだし、魅力もそうだし、業界最大に質の高く、エネルギッシュな団体だと思うので、是非、入会を!
  • Cook!e Nuts 稲次 寛 氏、会員拡大&アワードプロジェクトメンバー

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