ライブでかっこいい写真を撮影することって、とても憧れますよね。
しかし、ライブ撮影は難しい写真撮影の一つになります。
暗い会場の中、秒間隔で照明が変わり、アーティストは激しい動きをします。
カメラやレンズの性能も求められます。
そんな中でも、かっこよく撮れるコツをお教えします。
まずは、カメラの設定をおさらいしてみましょう。
カメラは、
1.シャッタースピード(SS): 遅い(明るく撮れるがブレやすくなる)→→→早い(暗くなるが、被写体が止まって写る)
2.絞り(F値): 小さい(明るく撮れ、焦点以外がボケる)→→→大きい(暗くなるが、全体にピントが合うようになる)
3.ISO感度(ISO) : 大きい(明るく撮れるが、ノイズが増える)→→→小さい(暗くなるが、ノイズが減り綺麗に撮れる)
この3つの設定を組み合わせることで、様々な写真を表現することができます。
詳しいことは、以前のワンポイントレッスン「ワンステップ上のテクニック、シャッタースピードと絞りの関係」を参照してみてください。
この3つの設定を、ライブ仕様に調整してみましょう。
①撮影モードは、M(マニュアル)モードにします
②ISO1600~3200にして、絞りを一番小さい値(開放F値)にしましょう
③SSを1/80~1/250でテスト撮影してみましょう
もし写真が暗かったら、
ISOを3200以上にして、SSを1/80~1/250で再テスト撮影してみましょう
(カメラの機種によっては、3200以上のISO感度が対応していないものもあります)
背面モニターに映った写真が自分の思い描く明るさになったら、基本設定は完了です。
あとは、変化する照明の中、シャッタースピードを微調整しながら撮影していきましょう。
さぁ、いよいよ本番の撮影です。
あとは、ちょっとしたコツを使うだけで、ライブの臨場感が伝わってきますよ!!
①アーティストの後ろや天井にある照明をうまく使おう
照明の光をレンズに入れるだけで、肉眼では見えない、カメラにしか表現できない世界が広がります。
②被写体の手前に、オーディエンスや、別の演奏者を入れてみよう
手前に人が入ることで、ライブや会場の雰囲気が入り込んでくる気がしませんか?
アーティストメンバー間でのアイコンタクトの瞬間が撮れたら、素敵ですね。
③演奏者の手、指先、足元も要チェック
アーティストの魂が篭っているところです。
このシーンは、ブレてしまっている写真が、逆に勢いに感じたりすることもあるので、
自分なりの表現を追求しても面白いですね。
④アーティストが音楽を表現している表情を狙いましょう
楽器陣でしたら、ソロのときなど。
ボーカルでしたら、最後のサビや、曲の終わりのときなどに
楽曲の意図が表現された表情が出やすいです。
曲によって激しい表情、泣き崩れそうな表情がでてきます。
しっかりと曲調や流れを読んで、写真に残せるといいですね。
ライブ撮影は、カメラの設定、撮影環境、曲の流れを読むなど難しいことが多いですが、
しっかりとポイントを押さえていけば、臨場感溢れる写真が撮れるようになります。
是非、次のライブでチャレンジしてみてください。
ワンポイントレッスン
-
-
- スマホで上手く綺麗に撮る
- こんにちは! 青森県野辺地町、ストウ写真館の……
-
-
-
- 水平と垂直を意識する
- こんにちは!北海道札幌市東区伏古にある うすい……
-
-
-
- 神社で七五三撮影のコツを
- こんにちは! 北海道でカメラマンをしている西……
-
-
-
- カメラのメンテナンスにつ
- カメラメンテナンスについて こんにちは、……
-
-
-
- 暮らしを彩る幸せを感じる
- 『暮らしを彩っていく・・・幸せを感じる写真』の……
-
-
-
- 素敵なウエディングフォト
- みなさんこんにちは。中国PGC広島のあけぼのス……
-
-
-
- 「伝わる写真」を撮るのに
- みなさんこんにちは♪山形県在住のフォトグラ……
-
-
-
- 撮影その後に~大切な写真
- ある日突然、撮影した過去のデータがすべて消えて……
-
-
-
- 「こっち向いて~、笑って
- 僕のスタジオでもお父さん、お母さんが携帯でお子……
-
-
-
- スマホカメラで子どもの写
- こんにちは。 愛知県名古屋市のモナミ写真館、……
-