ワンステップ上のテクニック、シャッタースピードと絞りの関係

2018/6/19
Category:  中・上級者の方に初心者の方に
writer: 三重 > 津市, 長谷 浩二(写真のはせ

いまのカメラはシャッターを押せば
ある程度のところまでは写るようにはなりました。
今回はそこからワンステップ上を目指すにはココをおさえれば、
というポイントをお話させていただきます!

カメラの仕組みというのは実に簡単で、
光を入れる穴があって、
その穴を開けている時間」と、
穴の大きさ
で光の量を調節しています。

その2つを組み合わせることによって
最適な光の量を調節しているのです。

そしてなぜ、
わざわざ開けている時間と穴の大きさの2種類で
光を調整しなくてはいけないのか?
これにはそれぞれの役割の大きな違いがあるからなのです。

まず、穴を開けている時間について。
レンズを通った光は、
この穴を通って光を受け取る部分に届きます。

そのときに受けとった 光の動きがすべて記録されます。

つまり、 滝を撮影しているときに
長い時間シャッター(穴)を開けていれば
水が移動した分だけすべてが記録される
ので、
流れるような写真を撮ることができます。

(この写真では車のデールランプが動いた分だけ記録されています)


また逆に開けている時間を極端に短くすれば、
その瞬間の映像しか記録されませんから、
時が止まったかのような一瞬を捉える
ことができます。

(この写真では子供が動いていますがブレずに止まって記録されています)


次は、穴の大きさについてです。
穴の大きさは「絞り」といわれ、
f2.8、f4、f5.6などの数値であらわされ、
数字が小さいほど絞りの穴は大きくなり、
数字が大きいほど絞りの穴は小さくなります。


そしてこの穴が大きくなればなるほど
ピントを合わせたところから前後のピントが合わなくなりぼやけます。

逆に穴が小さくなればなるほど
ピントを合わせたところから前後のピントが合うようになります。

こうしたピントの変化が何に使えるかというと、
前後をぼかすことで、
周辺の背景などをスッキリさせたり、
前ボケで雰囲気のある写真に仕上げることができます。

(この写真はトマトの葉にピントを合わせ前後をぼかしています)



逆に風景などを撮るときは 穴を小さくすることで、
前後のピントがしっかり合い、
克明な細部を再現することができます。

(この写真では手前の緑から奥の空までピントを合わせて風景を克明に記録しています)



こうした調整はちょっと難しそうに思えますが、
今ではほとんどのカメラが、
シャッター優先モード(TV、Sなどの表示が多い)と
絞り優先モード(AV,Aなどの表示が多い)を搭載しています。


いずれも優先したい方を選べば
適切な明るさは成り行きで調整してくれるので、
難しいことを考える必要はありません。

いままで何気なく撮影していた写真も、
このシャッタースピードと絞りを意識するだけで
格段に写真表現の幅にひろがりが出てきます。

ぜひこの2つのテクニックをマスターして
奥深い写真ライフを満喫してください。

この記事を書いた人

長谷 浩二 Hase Koji

三重 > 津市, 写真のはせ 取締役

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